Yukari 5周年によせて

お久しぶりです。すっかりブログを書く習慣がなくなってしまいました。

さて、表題の通りですがYukari for Androidはとうとう5周年を迎えました。
これは、Play ストアで最初に公開した日である2013年12月22日から数えたものです。
(開発自体は2013年8月から。)

使っていただける人がいたから、ここまで続けることができました。
自分だけが使うものだったら、もうとっくに飽きていたと思います。
どうかお礼を言わせてください。本当にありがとうございます。

今年の振り返り

Yukari 2.1 linkage の開発

昨年末にブランチを開始した次期バージョンは、Mastodonへの対応とそれに伴うタイムラインプログラムの整理を目標として開始しました。
Yukariにとってベストな形でMastodon対応を行うため、これまでのようなTwitterに依存しないシステムになるよう大幅なコードの書き直しを強いられているために、進行は非常に緩やかになっています。
そのため、今年は正式リリースできる状態には到達できませんでした。

ただし、自分だけでは拾いきれないバグを探すために評価版はリリースしました。
Mastodon上で「Yukari Next」と称して配布しています。
こちらは2018年8月に初回のリリースを行ってから、本稿時点で12回のリリースを行いました。

スマートフォンの画面も、私たちの時間も限られたものです。TwitterとMastodonを通しで閲覧できる環境のひとつの形を何とか最良の形にできたらと思います。
既にいくつかのクライアントが対応を完了させていますが、YukariはYukariらしい見え方を提示していきます。
正式版のリリースを待ってくださっている方は、申し訳ありませんが今しばらくお待ちください。

UserStreamの終わり

Yukari 2.1をゆっくりと開発している最中、TwitterのUserStreamがとうとう終わってしまいました。
利用者の層と、それに見合わない負荷を考えれば商業上仕方ない判断かなとは思っています。
あまりスケールしなさそうな雰囲気がありますし、何より広告で食っているのに広告が流せないのに資源を延々使い潰されるわけですからね……。

とはいえ、私とYukariはTwitterの使い方を真っ向から否定されてしまいました。
私はUserStreamとList APIでTwitterを読んでいましたし、YukariはUserStreamの存在に強く依存した設計です。
この辺の思い出話は、mikutterの薄い本 vol.14にて書かせていただきました。
他にも色々な思いを胸にした人達がいたんだな……と思わされました。

結局Yukariはどうしたか?……しぶとくFilterStreamと定期ポーリングで生き残る選択をとりました。
時期には差がありましたが、正式版2.0系とNext2.1系のどちらにも実装しました。
FilterStreamが終わってしまったら……どうしましょうか。今はまだ何も考えていません。
その時はもはやTwitterにサードパーティとして関わる意味は無くなっているかも。知らんけど。

OSS化

しれっとオープンソース化しました。
今までオフイベント等で度々「OSSにしないの?」と聞かれては「いや~考えてはいるんですけど、けっこう中身怪しくて」とか適当に答えていたのですが、Bitbucketが重くてやってられなかったので、GitHubへの移行と並行してOSS化可能か検討をしました。
結果的に「中身ひどいけど、それはそういうものとして今後良くしていこう」ということでオープンにすることを決意しました。

Yukariは、Apache License 2.0に基づいて公開されるオープンソースソフトウェアです。
IssueからPull Requestまで、幅広く募集しています。
https://github.com/shibafu528/Yukari

来年に向けて

来年こそYukari 2.1をリリースしたいですね。
皆が忘れ去ってしまう前に……。

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